引退を考えたら、リーガルチェックアップを

メディカルチェックアップが健康上有意義であるのと同様に、定期的なリーガルチェックアップも費用のかかる法律問題を避けるのに役立ちます。このチェックアップでは、現状を弁護士と評価して、オプションやリスクを検討し、必要となる対策を図ります。いつでも、チェックアップは重要ですが、引退等の人生の大きな節目を迎えるときが特に重要となります。もし、近々引退するつもりならば、弁護士に会い次のステップに進む準備をするのに最高のタイミングです。

引退の準備のためには、法律上の多くの検討課題があります。引退する前に、現在の生活費、引退後のライフスタイル、余命を検討します。これによって、引退後の生活を支えるためにどれくらいの資金が必要か予測できます。次に、(特に、あなたか伴侶のどちらかが政府のサポートをあてにしているときは、)政府のベニフィットとサポートの資格があるか調べます。多くの場合、資格を得るためには一定の年齢と雇用の基準を満たさなければなりません。例えば、社会保険の受給は、62、65、又は70歳の引退によって異なります。社会保険の受給については、www.ssa.govや、社会保険の明細書の請求で調べられます。メディケアなどのその他の政府のベネフィットも、特別なガイドラインと条件があります。

引退にあたってのその他の大切な要因としては、収入と資産の予測、雇用ベネフィットと年金の分析と理解、さらに資産運用についての最新情報の収集があげられます。もし、長期間旅行する予定であれば、弁護士と協力して、旅行に必要な書類を検討し、戻るときまで、財産が保護され、警備されるように、対応しておきます。
リーガルチェックアップの時には、次のものを持参すると有意義です。

  • 雇用主からの給与・福利情報、
  • 最新の社会保険明細書、
  • 現在の家計費のリスト、
  • 401K、IRA、株券、及び不動産等の投資リスト、
  • 資産運用の書類、そして
  • 引退後の希望する計画リスト

弁護士としっかりした計画を立てれば、将来の頭痛の種を取り除き、引退後の日々を楽しめます。
予告:これは、USリーガルニュースからの引退の準備記事シリーズの第一回目です。海外での引退、セカンドホームの購入、年金や資産の保護、熟年で新しいキャリアを始める人のための法的保護などの説明をお見逃しなく。

 

※この記事は法律上の助言を構成するものではなく、一般的な法的原則の一般的な概要のみを示しています。 これらの原則は、管轄地によって異なる場合があります。 ご自身の特定の状況については、弁護士に相談する必要があります。 この記事の公開によって弁護士と依頼人の関係が形成されません。

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