小学生から高校生までの子供の親であれば、マイスペース、フェイスブック、又はフレンスターといったオンライン・ソーシャル・ネットワークのいずれかをよく知っているでしょう。子供たちはこれらのネットワークで、面白い自己紹介、老若の友人との連絡、そして、新しい音楽や芸術の情報収集ができます。しかし、両親と子供のどちらにとっても安全上の心配の種となっています。こういったサイトによって、子供の個人的に大切な情報がコンピュータにより、事実上全ての人に公開され、時には問題のあるあるいはさらに悪い企みを持った人にも子供が紹介されてしまいます。
親として、子供のインターネットへのアクセスを制限する法的な権利があります。すなわち、最悪の場合は、子供のネットへのアクセスを完全に遮断しても良いのです。親ほどではありませんが、議会も対策を講じています。猥褻、下品、又は不快なメッセージや画像の18歳未満への送信を、連邦法上の犯罪としています。さらに、議会は、子供が特定のウェブサイトにアクセスするのを防ぐソフトを導入していない図書館や学校に対して、連邦の財政援助を拒否しています。現在、連邦政府を通じて図書館や学校がソーシャル・ネット・ワークサイトをブロックするように求める法案が審議中です。しかし、政府は修正第1条の保証する表現の自由に違反しないように、難しい基準に注意しなければなりません。最高裁は、サイバースペースは他のメディアとは違うために、テレビやラジオと同じレベルで規制したり、監視は出来ないと説明しています。
したがって、安全上の責任のほとんどが親であるあなたに直接かかってきます。パニックにならないで下さい。子供のほうが、自分よりもコンピュータを良く知っていると感じても、安全策を施すのは、思ったほど難しくはありません。最初のステップとして、子供に対して、親としての心配を説明し、子供が自分で何が出来るか話します。これには、自分たちの情報にどれくらいアクセスを認めるのか(多くのサイトは誰が情報を見れるか制限できます。)、自分のフルネーム、連絡先、又はその他の個人情報を載せないように考えさせるのも含みます。情報を一度オンラインにしてしまえば、たとえ削除しても元には戻せないと教えて下さい。古いプロフィールは他の人々が保存できるので、取り戻せないのです。
子供がプロフィールを作ったら、親にチェックさせるように教えます。子供に1日の猶予を与えて、親に見せたくない面白い情報を隠せるようにするのは、いい考えかもしれません。そして、子供にプロフィールを説明させ、オンラインの友人、写真やその他の情報を見せるために時間を取ります。今まで、全く知らなかった子供の側面に、たくさん気付くかも知れません。
継続して、子供のインターネットの利用を見守り、もちろん家の中で親が見える場所にコンピュータを置きます。しかし、子供はインターネットにアクセスするのに家でコンピュータを使う必要はないと忘れないで下さい。子供は、図書館、インターネットカフェ、それに友人の家で、親に知られずにインターネットへアクセスできるのです。従って、インターネットの安全を子供と頻繁に話すのは大切です。連邦取引委員会とワイヤードセイフティはどちらも、子供とソーシャル・ネットワークとインターネットの安全について話し合う際に役立つヒントを、親に教えてくれます。
子供の安全がオンライン・ソーシャル・ネットワークにより脅かされていると思うならば、問題が悪化するまえに、積極的に行動すべきです。何か問題であるとわかるサインに注意して下さい。例えば、オンラインの時間が多い(特に夜)とき、ポルノや問題のある写真をコンピュータで見つけたとき、又は、あなたが部屋に入ったときに、コンピュータを子供が消し始めたり、ウェブサイトを急いで変えたりしたときです。もし、何かが起こっていると心配するならば、インターネットサービスプロバイダーと協力して、親が子供のプロフィールや電子メールを確認できるようにします。しかし、子供が実際にオンラインの犯罪者に狙われているとわかったらすぐに行動して下さい。まず、コンピュータを消し証拠を保存します。次に地元の警察、FBI、国立行方不明・被虐待児センターに連絡します。子供にオンラインの安全について話し、子供がオンラインで何をしているか知っておけば、オンライン・ソーシャル・ネットワークに関係するリスクを最少化し、さらに子供をよく理解できるでしょう。
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